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プラサット・バンテアイ・ピー・チョアン

この寺院は、通常の東向きの寺院とは異なり、プラサット・トムの方向に向けて建てられました。これは、ブラフマー寺院の軸線を主祭神であるシヴァ神の大寺院に合わせることで、遺跡全体の宗教的価値を高めるという点で重要です。寺院からは重要な碑文が発見されており、ジャヤヴァルマン4世の事績、寺院建設の過程、さらには維持管理のために行われた数々の寄進について詳しく述べています。西暦937年に建立され、ジャヤヴァルマン4世の治世後期に造営された唯一の記念碑的な寺院とされています。建築上の特徴としては、丸天井と垂直のドラムを備えた偽層構造の上部構造が挙げられます。寺院はプラジャーパティーシュヴァラに奉献されたもので、中央塔を中心に八棟のレンガ造り建築が周囲を取り囲む構成となっています。これらの塔の1つのまぐさ石には馬頭人身の姿をしたヒンドゥー教の神ハヤグリーヴァが、悪魔マドゥとカイタバの髪をつかむ場面が刻まれており、きわめて珍しい表現として知られています。また、南側の塔には水牛に乗るヤマ神の浮彫が北側の塔にはクベーラ神が描かれています。これらと類似する浮彫は、バンテアイ・スレイ寺院やラオスのワット・プーにも見られます。

アクティビティ

開館時間

7:00 AM — 6:30 PM